投資に対する不安を解消する手っ取り早い方法は金融機関を利用することです。確かに彼らはアドバイスをくれますが、それが仕事であるということも忘れてはいけません。

敵か味方かわからない金融機関のイメージ

金融機関は投資の知識がある専門家といえますが、それと同様にセールスマンであることを忘れてはいけません。

投資家に金融商品を売買してもらえれば、委託手数料が入ります。
また、新規発行の株式や債券を売り出す目的で、それらを全部もしくは一部を買取り、投資家に売る引き受けという業務があります。
引き受けた株式や債券はすべて売らなければいけないため、投資家に強く勧めることがあります。

アメリカの著名な投資家であるウォーレン・バフェットの名言に「ウォール街や証券会社のセールスマンに今の推奨銘柄は何でしょうか?と聞くことは、床屋に行って今日は散髪したほうがいいかと聞くようなものだ。」という名言があるように、金融機関の窓口で投資の相談をするということは、金融商品を買ってもらうような話になります。

セールスマンにもいろいろなタイプがいます。
将来の経済状況の予測と金融資産のリスク要因をしっかり説明した上で、金融商品を勧めるのであれば良いのです。
しかし、利益になる要因だけを説明して、リスク要因などは投資家が細かく質問しない限りは言わないようなセールスマンもいます。
この場合は良いセールスマンと悪いセールスマンと区別がつきやすいですが、短期の資産運用に適している流行に敏感なセールスマンもいれば、長期の運用に適している長期的な経済状況を見られるセールスマンもいます。

投資家が短期的な資産運用に興味があれば、前者のセールスマンに対して、良いイメージを持てます。
長期的な資産運用に興味があれば、前者のセールスマンに対して、あまり良いイメージを持たないでしょう。
セールスマンのタイプを見極められない場合には、金融機関の窓口の相談は危険がないとはいいきれません。